沖縄スピリチュアルワールド ~霊力にも種類がある~

 

こんにちは、スピリチュアルコンサルタントで

スピリチュアルライターの知念樹里です(^^)

 

 

今日も前回からお話したノロとユタ、についてお話を続けますね。

 

多くの皆さんは、ユタとノロ(神(祝)女)の違いについて

イマイチまだピンと来ていない部分があるかもしれません。

 

 

というか、スピリチュアルの能力の種類じたい、

良く分からない、という方が多いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

それもそうですよね、ひとくくりに言いましても

実際は多岐にわたるので、グレーゾーンが多いように

思われるかもしれません。

 

 

例えますと、例えばお医者様を見ていただくと

分かりやすいかな、と思います。

 

お医者様になる前には、まず一通り「内科」的なこと、

「外科」的なことを医学部で学習します。

 

ですので、耳鼻科の先生であっても、眼科の先生であっても

一応、内科も一般的な外科処置も、それなりにプロとして

やれることはやれるんですが、それよりは耳鼻科に特化している、

あるいは眼科が専門である、というお医者様方が耳鼻科医、

眼科医、ということになるわけですね。

 

 

スピリチュアルにしましても、基本的な霊視、霊感の力は

ある程度持っていますよ、またはタロットやルーンや、

何らかのツールも使って専門性を持つレベルで力を引き上げることは

出来ますよ、という状況が基軸にあって、さらにその中で、

 

 

私は特にはオーラの色を見ることが得意ですよ、という方がいたり、

 

 

 

 

 

または亡くなった方の霊を口寄せし霊媒となって乗り移ってもらい、

生きているこの世の子孫と対話をしてもらうのが専門です、という方がいたり、

 

 

 

 

 

死者の除霊なら、何百、何千という、戦地で亡くなった方々を

浄化させることが出来ます、という方がいたり、

 

 

はたまた、未来予知的なことを主にやっていますよ、という方がいたり、

 

 

 

 

 

あるいは私の家系のようにご祈祷をやっています、、、などなど

 

それぞれ特化した能力があるわけです。

 

もちろん重複する力を持つ場合もあります。

 

ですので、一概に言えない部分も持っていたりするんですね。

 

 

で、こうした霊力や霊感というのはもともと生まれ持っている場合も

ありますし、能力開発、開花のために瞑想などの訓練をして霊力をつけていったり、

持っている力を高めたり、あるいはメンテナンスしたり、で専門分野を

増やしたり、ということも出来るんです。

 

 

沖縄では、ノロの場合は血統ですから、能力はピンキリです。

 

 

血統で強く霊力(セジと呼ばれます)が出る者もいますし、

そうでない者もいます。なので、能力開発をしたりするわけです。

 

それは日本本土では行者さんたちも山にこもって修行したり、

どのお坊さんもお経を唱えて修行したり、禅を組んで瞑想したりしているのと

同じような感じだと思ってもらえれば、理解が深まるんじゃないかしらと思います。

 

 

 

 

 

で、ユタの場合は、だいたいが(そうでない者ももちろんいますが)、

神ダーリという症状が出て突然そうなってしまう人もいます。

 

今回はちょっとユタの神ダーリ、というのは少し置いておいて後から

お話します、ということで、今回はこの霊感についてのお話をもう少し

していこうと思います。

 

 

霊感というものは、初めに大きく分けて2種類に分けられることができます。

 

それは、

 

発信する力と受信する力。

 

祈祷や、念力のような、つまり今の言葉で言う、引き寄せを実現化する力は

発信する霊力。西洋だと魔術とか悪魔祓い、悪魔召喚なんかもこれに入りますね。

 

受信する力は、いわゆる霊と交信したり、憑依させたり、霊視したり、という力。

 

その両方の力がともに強くないと、琉球全土を鎮護するノロのトップに君臨する

聞得大君なんか とうてい務まらないわけです。

 

ですので、その聞得大君の力が強かった時代は、琉球はとても栄えて潤っていて、

大国の中国ともしゃあしゃあと渡り合えていて、貿易ビジネスで盛り上がりました。

 

で、その聞得大君の力が弱まった時代には琉球は薩摩藩に侵略され、

その後に黒船ペリーに来襲され、とどめに第二次大戦では地上戦が繰り広げられ、

血みどろの激戦地になり、100万余の人々が犠牲になりまして、聞得大君の

セジ(方言で霊力、という意味)が弱まり、無くなったからだ、と

裏でささやかれているとか、いないとか。。。 (-_-)

 

はい、ではこの霊力なんですが、同じように霊感のある者が集まると何故だか

相乗効果(?)のようなものが高まって、さらに霊感力が上がるという特徴があります。

 

 

たぶんですね、量子論やユングなんかで言われている「共同体意識」

っていうやつが共鳴しあうからなんじゃないかな~、とわたくし

知念樹里は見ています。

 

 

この量子論についても、共同体意識についても、おいおいお話ししていきますね。

 

ノロの力がなくなってユタが台頭してきたのも、実はこの「共同体意識」

が関係しているんじゃないかと思います。

 

 

 

 

最近は物理学や科学、化学でスピリチュアルが語れる時代になってきていて、

それについてはわたくし知念樹里は、25年くらい前にな~~んとなく、

体感としてそうなんじゃないかな~、と感じていたことがたくさんあったのですが、、、

 

何はともあれ、非科学的だと言われ続けていたスピリチュアルの分野にも

ようやくそうではなく、科学でもあるんだよ、的なことが広がってきて嬉しいな、

という今日でございます。

 

あ、すみません、脱線はこのくらいにして、お話を戻しましょう。。。

 

霊力の種類について、でしたね。

 

発信する力と受信する力。

 

ノロの場合、どちらかというと、地域や国家のために豊作を祈ったりするのが

毎日の仕事でしたので、発信する力が強い者が多かったんじゃないかと思っています。

 

あるいは日々の修行で発信する力を向上させて行った、というノロもいたでしょうね。

 

西洋の場合、中世ヨーロッパでの魔女の存在が有名で、

「魔術」というものを使うとされている、特殊能力を持った

女性たちでしたが、大方は琉球のノロやユタの基本と

同じであったかとお見受け致します。

 

 

 

 

またキリスト教以前では、かの有名な古代イスラエルの

ソロモン王(紀元前1011年ごろ)は、72の悪魔召喚の術を使いこなした

偉大な魔術師であった、と言われています。

 

彼らは超自然の力を使いこなすのが上手かったのでしょうが、

日本にもその昔、世界に誇る祈祷力の持ち主がいますよね。

 

私の感では、いわゆる邪馬台国の卑弥呼や、山伏の役行者、密教開祖の弘法大師様、

彼らは世界でもピンに入る力を持っていたかと思います。

 

 

卑弥呼や役行者はもともと備わっていた力をさらに磨いた、という

ところでしょうが、弘法大師様は全て最初から修行で努力をなさって

開眼したのでしょうね。

 

 

 

で、この願望実現のご祈祷なんですが、祈祷をしてきた家系の

私から申し上げますと、弘法大師レベルとまでは行かなくとも

個人の願望成就のための祈祷は、ある程度なら、技術的トレーニングで

素人さんでも出来るんですよ、実は。

 

国家鎮護、というようなレベルでなくとも、起業して成功したい、

 

彼または彼女と仲良くなりたい等のようなレベルなら、そんなにたいそうな

 

修行をしなくても出来るようにはなるんですよね。

 

まあ、多少の訓練は必要ですけれど。

 

 

 

 

 

私の祖母が就いていたノロなどは逆に個人の願望を祈ることは出来ず、

琉球という国や、その中の地域のために、という所願成就の祈祷を

するために存在する、という事情がありました。

 

年収1,000万円以上でも、土地を1,000坪も与えられても、退職金が

7,000~8,000万円であっても、人生で選択の自由がなかったことを考えると、

それはそれで自由を知っている者からすれば

窮屈な人生だっただろうなあ、などと思ったりしますね。

 

そういう意味では、私が特定の場所に縛られず、自由にスピリチュアル業が

出来るようになったのは、祖母のおかげだったのだな、と思います。

 

場所に縛られないことの利点は大きいものがありますものね。

 

 

おばぁ、ありがとうねー、天国で見てるかなあ?

とりあえず私、頑張り始めてるよ~!(^^)

 

 

 

 

では、今回はこれくらいにして、次回は縛られる場所、ノロたちの

仕事場、「御嶽」(ウタキ)というものについてお話ししていきますね(^^)

 

 

今回も最後までお付き合い下さってありがとうございました。

 

 

スピリチュアルコンサルタント

スピリチュアルライター

知念樹里

 

 

 

追記:このブログは学術的な内容ではなく、あくまで知念樹里の霊的感性、価値観、独断によるエンターティメントな執筆となりますので、一部、文献等で記載されている内容と異なる場合があります。また、本内容は掲載後に作者・知念樹里によってリライトすることがあります。ご了承下さい。

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